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Kunotech Project ①

Kunotech・久野製作所 二輪車用シートカバーのデザイン、製造、販売

「驚き」「発見」「感動」を軸にする
クノテック(久野製作所)のホームページ制作

2013.12 start written by 岩月正直

事業所の立ち上げ

 オートバイのシートに特殊なメッシュクロス製のシートカバーをかぶせるだけで、まるでシート本体と見まがうばかりの美しい仕上がりを誇るのが、クノテック(久野製作所)の「ジェントレックス」です。

 事業所の立ち上げに際して相談を受けたピアワークスでは、まず製品を拝見しながら、加工のプロセスや繊維の魅力を教えていただき、丁寧に縫い上げる手仕事の緻密さなど作業のすべてを詳しく見学しました。

 ピアワークスでは、事業の全貌を余すところなく見せていただいた上で、事業スタートのすべての企画に深く関わりました。製造者の理念と製品コンセプトを伝えるために、会社ロゴマーク、製品ブランド名、キャッチコピー制作はもとより、ホームページの制作、受注システム、名刺、社名入り封筒などの営業販売ツール制作、パンフレット制作までを統一したストーリーで展開しました。

オンリーワンの商品開発に成功

 代表者の久野さんは、ご自分でもオートバイを愛する一流のライダーです。オートバイに関する知識が豊富であるのは当然のことながら、何よりも、モノであるオートバイを慈しむことによって、オートバイを台無しにする無謀な運転や整備不良をなくし、心から楽しめる優雅なバイクライフを築けるというお考えの持ち主でした。オートバイを美しく装うということも、そのバイクライフを充実させることに他ならないそうです。

 オートバイは工業製品ですが、性能や機能はもとよりデザインも重視される極めて趣味性の高い乗り物です。所有者の好みや個性を主張しやすく、自分だけの1台というカスタマイズに凝る人が多いものです。しかし、バイク・デザインの中心に位置するシートにさまざまな個性を盛り込む「着せ替えができるシートカバー」という発想はありませんでした。

 ここに着目したクノテックは、従来から市場に出回っていた股下の通気性をよくするためだけの不格好なシートカバーではなく、バイク1台1台で異なるシート本体の形状に密着し、複雑な曲面構成をまったく損なわずに、まるでバイクが販売された時点で初めから装着されていたかのような美しいシートカバーの開発に成功しました。

ジェントレックス装着事例1

 数人の仲間のバイクに試作品を装着して使用してもらったところ、クッション性・通気性が向上したことはもとより、オートバイそのものがエレガントに輝き、旅先の駐輪場では圧倒的な存在感を誇り、他のライダーから羨望の的になり、仲間の方々は質問攻めにあったそうです。お客様にとっては、大きな「驚き」であったのでしょう。

 見たこともない製品に出会ったときの「驚き」の印象が続けば、人はそれを調べてみたくなるものです。そして、ホームページを覗いてみたら、その「驚き」は、製品自体の格好よさのみならず、機能に優れ、製造も頑丈で耐久性があり、製造者の製品哲学もしっかりしている、と製品の背景にまで及ぶことになる…。そんなふうになってくれるのが理想でしょう。

 魅力的な商品は、まず人を問答無用に驚かせてくれるものです。

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